現役プログラマのプログラミング教室@岡崎市康生町一隆堂ビル, Android/iOS(Swift/Kotlin)のアプリ開発、デジタル漫画制作を主軸事業としています。

こどもの叱り方ってどうすればいいの? 明日から出来るポイントまとめ

こどもが言うことを聞かず叱ったとき、今の言い方駄目だったかな、少し怒りの感情が入ったまま答えてしまったな、褒める教育とか聞くし、叱ったら駄目だったかな、、、

このように後から後悔したり不安になることってありませんか?

文部科学省の「家庭教育の総合的推進に関する調査研究」という調査の結果においても、多くのかたが「子どものほめ方・叱り方」について知りたいという調査結果がでています。

また最近では褒めてのばす教育は効果がないと指摘もされています。

褒めるだけでなく、必要に応じて適切に叱ることも大切だと考えます。

叱り方のパターンをみて、自分がどんなふうに叱っているか比較して考えてみましょう。

やっていはいけない叱り方パターン

自身の考えだけでなく、様々な教育記事を読んできましたが、まとめると次の2つのパターンに大別できます。

叱ることは悪いことではないですし、完璧でなくて良いと思います。まずは叱り方を知っておくことが非常に重要だと思います。

恐怖をあたえるパターン

直接的に大声で怒鳴りつけるのは勿論ですが、激しくなくても言葉で追い込むなど、子どもに恐怖感を与える叱り方。子どもはその叱られ方に慣れていくので、親はさらに恐怖をあたえる度合いを強めて叱るようになり悪循環になります。

また子どもは恐怖を避けることに意識が行き、叱られている意味を考えなくなります。これでは何が悪いかわからないままなので、親の見ていないところでやるようになるだけです。

無意識にやってしまっているパターン

人格や存在を否定する、くどくど叱る、一貫性なく叱るなど、自分の育った環境によってつい無意識にやってしまうのかなと思います。

  • 人格や存在を否定する
  • くどくど叱る
  • 一貫性なく叱る

人格や存在を否定する

「あなたが友達のところに遊びにいってるとき楽なんだよね。」
「あなたがいるからあまり遊びに行けてない」など何気ない会話で存在を否定してしまったり

「だらしないね」、「駄目な子だね」、「根性ないな」など、叱る原因となった行為でなく、その子の人格を否定することは、子どもを深く傷つけ不安にさせます。

親が自分のことをそう考えてると思い、自分に対する自信を無くし、自己肯定感が下がります。

くどくど叱る

時間をかけて、小言のように色々なことを投げかける。
これは大人でも同じで、聞いているように見えても、聞き流してしまっているはずです。

子どもはよくわからないけど、何か怒られてる。よくわからないけど色々言われたな、とだけ認識します。叱っている内容が理解できなければ叱ってる意味がなくなってしまいます。

一貫性なく叱る

気分で叱るときもあれば、まぁいいかと叱らないことがある。家では叱るけど、外では叱らない。
子どもには言っておきながら親が守っていない

「家では残さず食べなさい」と言っていながら外食先では「まぁ沢山あったからね」と普段と違うことを言ってしまう。

理由を言えることなら良いですが、「ヘルメットしなさい」と言って親がしていないとか、しない理由は説明できないですよね。

正しく叱るには

こうして叱り方を見てみると、叱るというのはテクニックが必要で完璧にこなすのは難しいことです。

子どもだけでなく親も訓練して成長しなければなりません。

やってはいけない2つの叱り方パターンに対する対応をまとめると
アンガーマネージメントをすること、例えばイライラしている、憤慨していると感じたら6秒別のことを考える
言い返さず、そうだね。と子どものことを理解してワンクッション入れる。
子どもをこども扱いするのではなく、尊厳を大切にする
これを意識するだけで、かなり改善すると思います。

そもそも叱るのは、危険だとか、人に迷惑をかけた場合のみでよいのです。
褒めるだけではだめですが、叱りすぎても駄目です。アメリカの心理学者ジョン・ゴットマン博士によると、褒めると叱るの割合は5:1がよいと言っています。(過度な褒めすぎもよくありませんので。難しですね、、、。参考: 心のなかの幸福のバケツ: 仕事と人生がうまくいくポジティブ心理学)

どうしても叱るときは伝えたいことを簡潔に言う。理由も言う
勉強する理由であれば、難しいことを考えなくても、有名になるためとか、ゲーマーも今のスポーツ選手も頭がよくないと駄目とか、簡単な理由でもよいと思います。

また叱ることを減らすためにルールを決めるのも良いと思っています。

勉強が終わったら遊べると思っている子どもが大半だと思います。うちもそうです。
時間を決めて、この時間まではやろうとルールを決めるとよいと思います。
そうすればルールを守ろうということを言うだけで、勉強やりなさいと命令することが避けられます。言われて勉強するスタンスを回避できますし、ルールは守るという理由で説明できます。

まとめ

以上、教育系サイトでよく言われている事柄のポイントだけピックアップしました。

それでも多いですよね。いきなり対応するのは正直難しいと思います。

うまく叱ることができなかったとしても最初はいいと思います。うまく叱れなかったときに、そのあとの会話でフォローし、子どもとコミュニケーションがとれていれば問題ないと思います。

完璧な子育てなんて出来ません。

子供をこどもだからとせず対等に扱い、親自身も子どもと一緒に、少しづつ学んで成長していく姿勢が大切なのではないでしょうか。