誰でも簡単すぐに出来る走りの学び!小学校の運動会で素人パパが教えて1番になった練習ポイント

小学2年生の娘と夕食のときに運動会の練習の話をしました。

そこで徒競走の話になり、3番にはなれるけど、1番は無理、皆んな速いからとボソリ。

(ホントに?)

去年の私の印象として、もちろん速い子はいたけど、ダントツな子いたかな?と疑問がわきました。

しかも聞くとタイムをあらかじめ計測して、その順番で走るとのこと。ということは同じぐらいのレベルの子と走ることになる。

(これは学びのチャンスでは!?)

「練習したら1番とれるよ、運動会までちょっとだけ練習してみようよ」と娘を説得。

自分は陸上部どころか運動能力は並以下でなので、早速ネットで検索しました。

いくつか動画をみて共通するポイントをまとめ、2週間のうち3日間各10分程度の練習と、運動会前の3日間はイメトレをした結果、運動会本番で見事1番に!!

今回は実践した練習のポイントを来年に向けてまとめました。

速く走るためのポイント

子どもは多くのことは覚えられないので、これだけで変わりそうだなと思ったポイントにフォーカスしました。

  1. スタートの仕方
  2. 手のふり(基本フォーム)
  3. 足の使い方(基本フォーム)

スタートの仕方

娘に「スタートどうやってる?」と聞いてみたところ、案の定なんとなくでスタートしていました。

足の引き方は保育園で習ったみたいですが、スタートの仕方まではわかっていませんでした。

速くなりそうな予感しかしません。(笑)

ただここでひとつ悩ましいことがありました。ネットで調べたところ、スタートのスタンディングフォームは2種類の派閥があるのです。

利き足を下げる派と利き足じゃないほうを下げる派。これは感覚値ですが、昔から言われてるのが利き足下げるなのかなといった印象。さてどっちがいいのでしょう。

どっちの足を下げる?

賛否あるとは思いますが、いろいろな動画を見た結果、今回子どもには利き足じゃない足を引き下げるよう教えました。

理由は簡単です。利き足を下げて反発ステップのように地面を蹴るのは非常にテクニカルで難しい作業だと思ったからです。

どちらの派閥でも前傾姿勢が重要というのは同じです。

(※このモデルは手と足反対です、すみません)

自分でやってみるとわかりますが、体重がのっていない後ろ足に力を入れるより、体重ののった前足のほうが断然力が入ります。むしろ後ろ足に力をいれようとするとほんの一瞬姿勢が後傾になり出遅れます。

これではバランスを崩し反対にブレーキの作用が働きます。

利き足を使ったスタートのポイント

まずスターターの「用意」の合図で利き足じゃないほうの足を後ろに引く。

利き足に体重をのせて、かなりの前傾姿勢をとります。

利き足で強く地面を蹴りスタート。

(※このモデルは手と足反対です、すみません)

次に大切なのが、スタートしたあと利き足じゃない引き足をすぐに前に出さないことです。しっかりと引き足側の膝を引き上げることが大切です。

すぐに引き足を前にだすと、必要以上に前にですぎてブレーキがかかってしまいます。

ももを引き上げる意識づけをしました。

うちの娘は最初はうまくできなかったので、引き足を地面からあげ片足の状態でスタートさせて練習しました。

極端に言えばジャンプする感じです。

走るときの姿勢をここから起こしていきますが、これはすぐに出来なくてもよいと思い練習しませんでした。

教えるとすれば、最初の数歩は足先をみて前傾のまま、数歩いってから少しづつ体を起こすのが正しいようです。

(参考動画: 走りの学校 3歩で圧倒的に差をつける方法)

合図をよく聞く

これもうちの娘は上手に出来ていませんでした。言葉では理解してると言いますが、実際に見るとあきらかに遅れていました。

スタートの合図をしっかりと聞きとってから、はいスタートと足に力を入れていたのです。

これでは最初から1mぐらい遅れてもおかしくないと思いました。

スタートの合図は集中して耳を澄まし、聞こえた瞬間に足に力が入るように準備しなさいと教えました。

イメージとしては、ザワつく金曜日の早押しクイズのように、合図がきたらすぐに足を蹴り出しなさいと行ったら理解してくれましたw

手のふり(基本フォーム)

難しことは出来ないと思い、単純に大きく手が顔の位置にくるぐらいふること。

斜めにふらないよう縦にまっすぐふるよう修正しました。

後ろへ引きあげる肘もしっかり引き上げることが大切です。からだは足との連動しているためです。

しかし、腕のふりは娘の癖がしみついてしまっており本番では直ってませんでした。

足の使い方(基本フォーム)

着地のときに足が膝より前にくるとブレーキになることを教えました。

娘ははじめ、出来るだけ大きく一歩だすことで速くなるとどこかで習っていたようです。これはやられました。

勿論間違ってはいないのですが、これはフォームや考えがしっかりしてからやらないと、足を前にのばして大股で歩幅を稼ごうとします。

これではフォームを崩し、ブレーキをかける作用が働き遅くなるだけです。

つぎの3つだけ言い続けました。

  • 足を前に出すことは考えない、歩幅を大きくすることは一切忘れなさい
  • 蹴った後、すぐにももを引き上げなさい
  • 引き上げたら力強くスキップのときのように地面を蹴って進もう

この意識付けを重点的に行いました。

帰り際や、練習前、普段の生活で、3つの大切なこと覚えてる?

と言って意識付けを心がけました。

実際に公園での練習では、地面を蹴るときの反発の感覚とももをあげる感覚をスキップをさせて教えました。

正直トラックのない公園での練習でタイムも計ってなかったのですが、たったこれだけで女の子走りのドタバタした走り方が綺麗なフォームに改善しました。

素人目にもはっきりわかりました。

まとめ

たったこれだけでも、小学2年生の娘に速く走る練習をさせるのはモチベーション維持が難しいです。

やって駄目なら仕方ないと割り切り、かなりの短時間でやれるだけやるという方針で取り組みました。(無理に時間をかけてやらせない)

それでもなんと最初3番しか絶対無理と言っていた娘が、運動会本番では見事1番になりました!

一緒に取り組んでいたので、夫婦ともどもそのときの感動はひとしおでした。

ぜひ自分が運動得意でなくても、諦めずお子さんにアドバイスしていただけたらなと思います。

本格的に練習するのであればこちらなどおすすめです。

参考: 走りの学校